<ケーブルの種類と構成>

電力ケーブルは、軟銅より線などの導体、絶縁油を含浸したケーブル用絶縁紙などの絶縁物およびこれらを完全に水密・気密にして外側から覆い、絶縁効力を保ち、内部を保護するための鉛被などの外装の3部分で構成される。代表的なケーブルとして、絶縁体に架橋ポリエチレンを使用したCVケーブルと油浸絶縁紙を使用したOFケーブルがある。
1.CVケーブル(架橋ポリエチレンケーブル)
CVケーブルは、耐熱性に優れたポリエチレン樹脂の被膜を施した絶縁電線である。CVケーブルは、絶縁物の誘電率、誘電正接が小さく、OFケーブルと比較し充電電流や誘電体損失が小さい。導体最高使用温度が90℃と高くとれるため許容電流が大きい。3本をより合わせたものをCVTケーブル(トリプリックス形ケーブル)という。
2.OFケーブル(油入ケーブル)
OFケーブルは、ケーブル中に油通路を設け、粘度の低い絶縁油を一定の圧力で充満させたものである。これにより、耐電圧特性を向上させ、劣化を防止するようにしたケーブルである。しかし、給油装置や冷却装置などの付帯設備が必要で、接続作業や保守が困難である。