<配電線路の電圧調整>
送電線路と同様に配電線路においても、負荷の変動に伴って電線路の電圧降下が変化するので、受電端電圧を調整する必要がある。
変電所における電圧調整は、負荷時電圧調整器や負荷時タップ切換装置付変圧器が用いられている。
1.誘導電圧調整器による方法
配電変電所や高圧配電線路の電圧調整は、負荷時電圧調整器(LRA)と負荷時タップ切換装置付変圧器(LRT)が用いられる。
配電線路上における電圧調整には、線路用電圧調整器(SVR)が用いられる。単巻変圧器に多段式の切換タップを設けた構造で負荷に応じて自動的にタップを切り替えて電圧調整を行っている。
2.柱上変圧器のタップによる方法
高圧巻線に5つのタップがあり、変圧器を設置する場所の電圧によって適切なタップを選ぶことで、低圧配電線路の電圧を規定値に保つことができる。
3.昇圧器による方法
電線路の途中に昇圧器を設置し、高圧線の電圧を上昇させるものである。線路用自動電圧調整器は、単巻変圧器に切り換えタップを設け、負荷の変動に対応し自動的にタップを切り換えて電圧調整を行う。
4.直列コンデンサによる方法
高圧配電線路に直列にコンデンサを設置する。合成リアクタンスが減少できることで、電圧降下も減少し、負荷に即応して電圧調整できる。また、フリッカなどの電圧変動防止対策にも有効である。